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階層別効用比

2020年1月29日「水曜日」更新の日記

2020-01-29の日記のIMAGE
階層別に価値の差があるということは、基本的には客足の流動性による。そして、それはビルの規模、レイアウト、立地条件によっても異なってくる。賃貸ビルの建築面積が小さく、昇降設備が不十分であれば、2階以上に上がってゆく客足の減少の度合は大きい。新興の住宅地域の周辺でその付近に目立った大規模な商業施設のないところに量販店(スーパー)が進出した場合、そのスーパー等に入った客は、2階以上の階に上がる可能性は強いが、その周辺に繁華な店舗が並んでいると、2階に上がるより、隣の店に移ってしまうという傾向がある。だから、階層別の効用の差を、何階がいくらと一概に決めつけることはできない。しかし、メドをつけるとなると、近隣地域における同種・同規模のビルの各階別の賃料、保証金を参考として、計画しているビルの各階別の賃料、保証金を設定し、それから階層別効用比率を求めることになる。このようにして設定した計画ビルの各階面積と賃料および保証金があったとする。各階で収入される年間賃料は3となる。それと受け入れた保証金を定期預金にしておけば利息がつく。また、その保証金を借入金の返済にあてれば、それだけ支払利息が減少し、それは保証金を運用することによるメリットである。

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