家族団らんで過ごせる四畳半の一戸建て!

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階層ごとの部分別額

2020年1月30日「木曜日」更新の日記

2020-01-30の日記のIMAGE
同じ階層であっても、いい場所と悪い場所がある(たとえば、エスカレーターの傍は、そのフロアの隅のほうより位置的に優れている)。一つの階層を1人の権利者が区分所有するときには、この問題は起こらない。しかし、2人以上の権利者で区分して分けるという場合には、その差を価額で表わして、各人の権利に対応するように配分しなければならない。その価額は、フロアの設計によって変わってくる。また、業種の配列によっても変わってくる。一般には、出入口、エスカレーターなどの昇降設備にほどよく近く、また中心に近いほど、高くなろう。ワン・フロアを間仕切をして貸す場合に、どの部分からどれだけの賃料を取れるかということが設定されれば、階層別効用比率から階層別価額を求めたのと同様の手法で求めればよいであろう。上述では階層別価額を求める場合に、土地の価額9億1、200万円、建物の建築費4億円、合計13億1、200万円という金額を前提として、階層別の賃料費によって、その金額を階層別に割りふって、ビルの階層別の価額を求めた。この合計13億1、200万円という金額は、A、Bが共同してこの土地を新たに取得してビルを建設するときに、いくらかかるかという金額である。これを再調達原価という。投資額と考えてもよい。

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