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2020年3月24日「火曜日」更新の日記

どのくらいの道路幅が必要か、というと、古い例ですが、ルネッサンスの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは、つぎのように道路幅を求めるべきだ、としています
ダ・ヴィンチは、両側の建物の高さと同じだけの幅員の道路が必要だ、と述べています
交通のみならず、通風、日照、安全の面から見ていくと、四メートル幅員の道路に面しては、平家しか建てられないことになります
二階家ですと、六メートルの幅員が必要となります
現在の基準法上は、本当に大ざっぱな計算ですが、三階建ての場合は前面道路幅は六メートルぐらいでよいことになっています
これが、二階建てで六メートル幅の前面道路がある、というのは、心理的にみて、いかにものびのびとするばかりでなく、日照、通風、交通、安全の面からみて、たいへん理想的であることがわかります
そこで大規模な開発行為の場合、最低で五メートル幅の道路が設置されている団地が多いことにお気付きではないか、と思います
なお、平成五年六月二五日、建築基準法が改正され、「特定行政庁がその地方の気候もしくは風土の特殊性又は土地の状況により必要と認めて都市計画地方審議会の議を経て指定する区域においては、道路幅が六メートル」となりました（四二条一項参照）
やはり、その土地の行政の指導基準に従わねばなりません