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税額および手取収入

2020年6月12日「金曜日」更新の日記

2020-06-12の日記のIMAGE
(1)現状での父の税額および手取収入
それでは法人経営することにより、具体的にどれほどの節税メリットがあるのでしょうか?この方は賃貸マンションA、賃貸マンションB、貸駐車場の3つの物件をお持ちです。そして、年間の所得税が13,096千円、住民税が3,998千円、事業税が1,965千円で合計19,059千円の高額納税者になっております。その結果、手取収入は最下段にあるように26,541千円です。
(2)売却する物件の選択
ここでマンションAとマンションBを見比べてください。マンションAは賃料収入が65,000千円で特別控除前の不動産所得が22,400千円です。一方、マンションBは賃料収入が32,000千円で特別控除前の不動産所得が19,900千円です。このようにマンションAは賃料収入が2倍以上(戸数も2倍近い)であるにもかかわらず、不動産所得はほとんど変わらないのです。なぜ、このようになっているのでしょうか?その理由は築年数にあります。マンションAは築5年でマンションBは築22年と相当の開きがあります。「第1節不動産所得はなぜ増えるのか?」で説明したように、建てて最初の頃はあまり不動産所得が発生しません。ところが、時間が経つにつれて支払利息とか減価償却費が減っていきますので、このように賃貸マンションBの方が収入に占める所得の割合が高くなってくるのです。

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