家族団らんで過ごせる四畳半の一戸建て!

トップ > 元年11月> 12日

インフレ

2019年11月12日「火曜日」更新の日記

2019-11-12の日記のIMAGE
インフレもまた、アパートオーナーの経済的運命の鍵を握っ ている。というのもインフレは保険からローン金利にいたるす べての営業費用を引き上げてしまうためである。インフレは諸刃の剣である。費用が上昇するにつれて、上昇 の途中で痛みを与える可能性がある。しかし、市場が健全であ れば、増加した建築コストによるより高い賃料に新規物件はな らざるを得ないし、そのときは既存物件のオーナーは、新規物 件の入居率が高まるにつれて、自分の物件の賃料を引き上げる ことが可能である。しかし、一層インフレが進行したときは、新規建築はもはや 収益性は低くなる。金利は上昇し、景気はスローダウンし、そ してお決まりのプロセスが始まる。住宅マーケットは変わりつつあるかもしれない。長い間、ア パートメントは、主として、新生活をスタートしたばかりのヤングカップルのためのものであった。それは、アメリカンドリ ームであるところのSFR、つまりシングルファミリー 居(Residence) |―先のとがった白い杭に囲まれた家――であった。利用可能なSFRが市場に出回ることがアパートの競争を激しいものにしているが、 それはときとして、特に会社、レストラン、劇場に近いところで暮すのをヤングカップルが好 む大都市圏において、誇張して言われているのだ。 アパート・リートの投資家は、ある種のリスクに気をつける必要がある。 国内経済が順調であっても、地方や地域の景気はリセッションに陥ったり、悪くなったりす ることがあり、その結果、入居率が下がり、賃料は横ばいとなる。地価が安くて開発業者が利 用しやすい場所では特に、供給過剰が起きやすい。まずいリート経営は、物件の一般的劣化に つながりやすい。幸いにもこのような不利な開発は、一晩のうちに起きることはまずないし、用心深いアパー ト・リートのオーナーは、通常は危うい傾向を見抜くことが出来て、大した金銭的損失を蒙る こともなく十分な時間をかけてそれに対応する。 追加的な安全策として、十分に多様化したリートのオーナーは、リスクの分散のため、地 理的にも経営的にも集中しないように、いくつかのアパート・リートを普通は持っている ものである。

このページの先頭へ