家族団らんで過ごせる四畳半の一戸建て!

トップ > 元年11月> 17日

モール・リート

2019年11月17日「日曜日」更新の日記

2019-11-17の日記のIMAGE
モール・リートは比較的新しく、一九九二年までは投資する機会がなかった。一九九二年以前は、モールは大きな不動産会社や機関投資家によって所有されていた。 だから、リートの投資家が 米国の輝かしいショッピング用不動産を手に入れることは出来な かった。しかし、一九九二~ 九四年に、タウブマン、サイモン、デバルトロらのような大手の ショッピングモールの開発業者がリートを公開して、その「帝国」をリート化した。現在では、 地域モールを所有し経営するリートは一二あり、それらのほとんど全部が一九九二年以降公開 されている。モールを所有するリートは、好い投資であろうか。この質問に取りかかる前に、いくつかの モールの歴史を一瞥してみよう。一九八〇年代は地域モールにとって、黄金時代であった。女 性の職場への進出は記録的な数となり、職場で着る衣服を購入する必要があった。ベビーブー マーは、夫婦二人の所得を、浮わついたティーンエージャーの如く消費しつつあった。テナン トである店舗の売上は勢いよく上昇し、主要な小売店はすべてのモールで売り場を拡張せねばならなかった。モールのオーナーは賃料をほとんど思いのまま引き上げることができた。モー ルは、まことに魅力的な投資で、大きな不動産会社はほとんどそれを所有したがった。しかし、 一九九〇年代の初めまでに、この消費ブームの時代も終わり、ブッシュ大統領を選挙で敗北さ せたリセッションによってモールの衰退も加速され、企業のリストラの波が襲うことになった。 賃金増加は期待できなくなり、レイオフの恐怖はものすごく、消費者の自信は衰退した。「大特売」が米国消費者のスローガンとなった。

このページの先頭へ