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ビルオーナーの悩み

2019年11月25日「月曜日」更新の日記

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一旦、開発工程が始まると、建築主や貸し手は建物に関する需要はもはやないということがわ かっていても、工事をストップさせるには遅すぎることがよく起きる。大都市のビルオーナーの抱える悩みの傾向として、オフィス人口の郊外、田園地帯、都心の ビジネス街には知られていない州への移動がある。テナントが、オレゴン、ユタ、アリゾナ、 ノースカロライナ、テネシー、フロリダ、そしてテキサスのいくつかの地方といった「ホット」 な地域に流出してしまった。単に役員・従業員の生活の質の向上のみならず、安い税金、安い経 営コスト、安い労働力の利点を利用する狙いで。今のところマイナーな関心事であるが、IT 化への関心の増加もある。決して小さな問題ではない。しかし、我々はオフィス・リートをすっかり諦めねばならないのだろうか。そうではない。 アーンスト・アンド・ヤング・レベンソールのリートスペシャリストのミッチ・エルナーは、「一九九五~九六年のオフィスビルは良くなかったが、今は南カリフォルニアにおいても、アーデンやキロリーのようなリートは、うまく行っている」という。賃貸スペースとそれに課される賃料は、多くのものと同様に、需要と供給の法則によって決められる。一九九〇~九一年 の、オフィスでの仕事が減少した経済的スランプのときでさえ、全国的なオフィススペースの 取り合いは顕著であった。オフィスビル・セクターの問題は、主に供給過剰から生じていると いうのはかなり明白である。この数年間は新規開発はほとんどなく、多くのマーケットでは賃 料が一九九四年から上昇し始めたが、今後数年間は続くように思われる新たなサイクルが発生以前の悪いニュースにもかかわらず、オフィスビルはそのサイクルの回復過程に早くから 入っているようである。

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